7つのメッセージ

子どもの思いを受け止めましょう

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乳児保育・アタッチメント(愛着)・子どもの権利条約・非認知能力・児童憲章
小さな赤ちゃんでも、自らの意思を泣くことや表情にて伝えています。私たちが子どもの思いを受け止めることで信頼関係が築かれ、やがて愛着を形成しくつろいで安定した環境の中で、成長が促されます。言葉はなくとも話しかけることや思いを理解することが大切です。

子どもの「遊び」を守りましょう

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遊びは学び・体験から学ぶ・興味・関心・集中力
私たち大人は、「遊び」と「学び」を対立的に考えてしまいます。けれども、子どもたちは、自らが考える主体的な遊びのなかで多くのことを学んでいます。子どもにとっては遊びこそが学びであり、その機会を保障していくことが私たち大人の使命です。

子ども自身に乗り越える力を育てましょう

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沢山の経験の必要性・体力を付けて乗り越える・危険を乗り越える・課題を乗り越える・多様な経験を・経験から学ぶ、培う
子どもたちが成長するには、子ども自身に力を付けることが重要です。個々に違う子どもたちの発達課程を捉えて、少し上の課題にチャレンジすることが成長に繋がります。特に安全面に於いても、危険を排除するのではなく、その子に応じた課題を乗り越えられるよう援助することが大切です。

子どもの「自分でやりたい」を大切にしましょう

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主体性・考える力・自発性・自分で決める・意欲・粘り強さ・忍耐力
子どもは自らやってみたいしたいという気持ちも持っています。子どもたちが自らの思いで「やってみたい」と思うことは、自発的な行動に繋がり、取り組むことの集中力や自ら考える機会となります。このことは、やり遂げた際に大きな達成感を生み次なる活動の意欲につながります。

子ども同士の関わりが大切です

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子ども同士の関わり・子どもが直面する最初の関わりの場・社会生活の第一歩・皆が育ちあう場(子どもや保護者だけではない)・集団的学び
子ども同士の関係は、時には見習い、時には助け合い、更には配慮するなど、自らの意思により考えて工夫する機会となります。特にトラブルなどに於いても、気持ちをコントロールすることや、お互いを認め合う等を学び、多様性を認める力やコミュニケーション力を高めることに繋がります。

みんなで食べると美味しいんです

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食の重要性・食育・共感力・食を楽しむ・主体的に食べる
食事は、周りの人と共感して食べることにより、食を楽しむ機会となります。特に、楽しく食べた味の体験はポジィティブな記憶となり、生きる為に欠かせない行動として位置付けます。つまり、強制された食事ではなく、楽しみ自ら食べることで、食への意欲や健全な体づくとなります。

子どもは自然が大好きです

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健康な心と体・心身の育ちを守る・生命の保持・養護と教育(養護の上での教育)・自然とのふれあい・季節(四季)を感じる・子どもの育つ環境・遊び込める環境・SDGs・ESD
子どもが自然に触れることは多くの意味を持ちます。特に虫や花などの小さなものから大きな植物や地形などに不思議を感じ深く興味を持ちます。更に、自然の中で活動することは、体力を培い運動能力や危険を予知する力となります。また、四季を通じた気候の変化や、様々な生物と触れ合うことで五感研ぎ澄まします。例え小さな自然でも子どもの生活に取り入れることで、心身の安定に繋がり大きな成長の糧となります。
注釈 ※1947年に採択されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」